大野智の海。フリスタ感想書きなぐり前編

 

 

行ってきましたFREESTYLE2020。


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まずシンプルに言おう

行けてよかった!!!!!

圧倒的に

 

わたしは嵐さんここ1、2年の新規なんですね、そのため各フリスタは未履修。嵐さんは箱推しなのですが1番には翔くん担をしていますので、大野さんに関してはあまり解像度が高くない自覚があります。

それでも、本当に行ってよかった。行こうと言ってくれた友達には感謝します、多分1人だったら行ってなかったからね。

 

 

そして、このブログは備忘録的に好き勝手書いております、メモもとってないので間違ってることあるかも。

作品集のことも含めながらガシガシ書いているので、ネタバレにはご注意ください。

そして、勝手に色々読み取って泣いたり笑ったり「大野さんってこう思ってたんだろな〜」とか言ってますけど、1個人の妄想です!そうですもはや妄想です!!!ので、ふわーーーーっと、「あーそんなふうに思った人も居るのね〜」的なテンションで読んでくださるととても有難いです。

 

 

ちなみに最終的にこの感想ブログくそ長くなったので、まさかの前編中編後編三本立てです。わお豪華!!!

前編については、入り口、グリーンヘッドさんとカイト、立体作品エリア、小さい頃の大野さんの思い出たち、についてです。

ではどうぞ!!!!!

 

 

 

 

 

  • 入口

入口に入ってまず書いてあった「ごらんあれ」の文字、左にヘッドさんたちの写真、右にでっかいFREESTYLEのスプレーイラスト、その奥に檻?みたいなのに入った立体作品と作品を運んだ木のコンテナ、ぱらぱらした小さな作品たち。

 

私、なんかこの立体作品好きです。どういうものなのかとか、全然理解は及ばないんですけどね。

布が重ねてあるような作品が置いてありました、作品集にも載ってたんじゃないかなぁ確か。何を思って作るのだろうか。

立体物って絵画よりどういう意図のものなのかってことが分からなくないですか?私だけ?

 

 

  • グリーンヘッドさんとカイト

ここに大野さんが立っていたんだなぁと思いながら写真を撮ります。グリーンヘッドさんの後ろには新作の抽象画3、4枚とグッズのお猪口になっている横長の絵がありました。

入場がもう夜だったので月と夜景が美しかった。

 

そして実は私の行ったこの日、アラフェスの収録日だったんですね。私が六本木で大野さんの作品に触れている間、同じ東京の街で嵐さんはアラフェスをしていて。

私は地方勢で、今回のフリスタは追加の先着でゲットしたチケットだったんだけど、コロナの影響で悩みながらもたまたま取れた日で遥か東京まで来ていて、ちょうどその日同じ町で嵐さんは今アラフェスをして、

そのことがなんだか不思議で仕方がなかったです。

 

 

さて、グリーンヘッドさんとカイトを超えたら、FS1の茶色ヘッドさん達(大宮SKも!)と、あのジャンプしている大野さんの写真がありました。

いやぁ、若〜〜〜!FS1の大野さん若〜〜〜!まだちょっとつんつんした若智くん〜〜〜。そして、いつの大野さんも素敵だけど、やっぱり今の大野さんが1番好きですね。スーツがちゃんと年々似合う。

 

 

 

  • 立体作品エリア

大野さんの写真を超えたら立体物が置いてある細い通路を抜けます。

ここには何点か立体作品があるのですが、個人的に気に入っているのはピンク色の頭のやつとヴェールのやつです。え?この書き方で伝わる?


見ながらまず個人的に驚いたことがあって、ここら辺の作品がどれもFS2の作品だったことです。(確か)

大野さんの作品ってほんとーーーーに正直言って、私の趣味でないし結構よくわかんないなってずっと思っていて(まじで失礼)、そのなかでも初期作品の方がよりわからなかったんですね(ほんとに失礼)。一応それもこの後見る展示物で少しだけ色々理解ができるようになるんですけど。

そんな中、立体物シリーズは理解が及ばなすぎて勝手に初期作品だと思っていました笑。

 

 

さて感想ですが、まずピンク頭のやつ。白い壺の上にピンク色に塗られた頭(首)と、その横にひしゃく。頭から出ていくような、収まるようなふうに配置された小さなオブジェ?たち。

これって、頭が壺の上に乗っててひしゃくが置いてあるからより不思議に感じるんですよね。ただ、頭と小さなオブジェだけならここまでの違和感は感じないんだろうなぁと今書いてて思います。なんだろう、日本的というかなんというか、そんな感じがしました。多分、完全に壺とひしゃくのせいでしょうけどね。

大野さんがどういう思いでこれらを配置することにしたのかは分からないけれど、少なくとも同じ日本で日本人として生きていて、この壺とひしゃく配置することで生じる、意図や意思みたいな“文化的なバックボーン”みたいなものを共有できるのは幸せなことなのだなぁと思います。

同じ日本人でよかった!!!!!

 

そしてもう一個私のお気に入り、ヴェールのやつです。さっきのもですが、こちらも作品集見た時から気になってた作品だったんですよね。

でもヴェールの中に顔があるのは本物を見て初めて気づきました。あの足と手は大野さんの手と足の型どりなのかなぁ?そういうところに気づけるのが本物を見る醍醐味だなぁ。ヴェールを持つ足の指と手、隠された黒い顔。

 

さて、さっき上でもちらっと言ったのですが私ここらへんの立体作品結構好きで。

割と、「静」を感じるんですよね。

「静」ってなんやねんっていうと、まじ個人的でしかないイメージですが、「動」の反対、赤が「動」なら「静」は青、寂、絶対、時の狭間、一瞬、他者を寄せつけない、完結、停止、などの感覚です。

 

釣られているやつ(立体作品のいっこめのやつ)も好きなんですけど、これら布を使ったシリーズなんて、あんなに沢山の色と質感の布を配置してあるのに、それでもやっぱり感じるものは「静」でした。

時が止まっているような、そこだけで完結するような、そんな静寂があるような気がします。

 

まぁ色々言ってますけど、大野さんが何を思ってたかなんて知る由もない、ただの一般人の感想です。

 

 

 

 

  • 昔の大野さんの思い出たち

ガマドンも眺めつつ立体物エリアを超えると、作業場スペース、数点の絵、額に入ったテスト、小さい頃の大野さんの作品たちがあるエリアに着きます。

(ガマドンは後ろにも回り込んで見れたので、まじまじと見てきました、ガマドンあの子木製だった!笑)

 

ここらへんも気になったものはたくさんあったのですが特に印象に残ったものは、大野さんが学校の授業で作ったような作品、プリントの落書き、作文などなどが展示されたあの四角い所でした。

ていうかあまりの物持ちの良さに感動する…

 

さて上でも書いた通り、私大野さんの作品ってずっと理解が出来なかったんですね。もうこれはほんっと完全に個人的な感想で、何かや誰かを貶めたりするような意図は全くないんですけど、なんせそれらは私の趣味でなかった。どういう意図で作ったものだったのか、なんでこの題材にしているのか、どうしてこういうタッチになるのかってのが感覚として全く掴めなかったんですね。それ故にFSとFS2とFS2020の作品の違いもよく分からなかったんですよ。

 

そんな中、見ていてふと視界が開けたのが、ここ、小さい頃の落書きや賞状たちの展示を見てからでした。

 

さて突然私の昔話を始めますが、ここまで読み進めてくださった稀有な方大丈夫?突然自分語り始めるけど大丈夫?

私の小学生時代、同級生にOくんという絵を描くのが大好きな男子がいたんですね(奇しくも、彼のイニシャルもO)。大野さんの小さい頃の落書きたちを見て、私は彼を思い出したんですよ。確かOくんも少し不思議なタッチのああいう絵を描く人だったんですけど、なんか気持ち悪いな、なんでそれが描きたいのかよくわかんないなって子供ながらに思っていたんです。ちなみに私は割とディズニープリンセスと少女漫画のキラキラに囲まれて育った少女だったので、なお理解が出来なかったんですね。

それからO君とは中学校まで一緒だったんですけど、O君は成長してもやっぱり絵が好きで、美術の授業も上手くて、イラストレーターを目指して専門学校に行ったと友人から聞きました。それから以降のことはよく知らないけど。

 

大野さんの落書きや授業で作ったような作品達を見た時、彼と同じだって思ったんです。プリントの裏に、ばかでっかい迷路や不思議な絵を書いていたクラスメイトの男子と根っこは同じなこのかもしれないと思いたった瞬間、すごく目の前が開けたんですね。

 

授業中に落書きしていたような、人より絵を描くことが好きな、私たちのクラスに1人はいたかもしれないある男の子がいて。その子が情熱を持ったまま大きくなって、技術も身につけて、それでもプリントの裏に絵を描いていたあの頃、みたいな感覚でアウトプットされた世界がFREESTYLEのスタートだったのではないかと、そう思いました。

 

そしてそこを理解したことに伴って、FSとFS2、そして今回FS2020の世界観の違いがすっと理解できたんですね。自由に意思の赴くまま作った作品たちを公開したFREESTYLEと、良くも悪くもみんなが喜ぶものをと考えて作品を作っていた、それがある意味枷であったと語るFREESTYLE2。そこから作品を作らない期間を経て今FREESTYLE2020。

 

大野さんのことや作品について詳しくない私は、個人的にここが知れた(と思ってる)ことがとても大きかったです。

 

私の妄想ですが、少なくとも昔の大野さんは作品を作りたくて作りたくて仕方がない人だったんじゃないかなぁと思います。生きることの一部が作ること、みたいな。

描きたくならなかったと言う時期を超えて、インタビューで「細密画は昔みたいに熱中して書けた」みたいなことを言っていたけど、今私はそれがとても嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

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さて、長くなってきたのでここで一区切りしようと思います。続きはまた書く…よ…多分……。大野さんの誕生日までには頑張りたい。(途中でめんどくさくなってしまって更新しないのがいちばんの恐怖です。)

 

読んでくれた方ありがとう〜では!

 

 

 

 

 

 

【追記】2月2日

後編も書いたのですが長すぎて最終的に三本立てにしました。

中編こちら↓

https://poccosu020.hatenablog.com/entry/2021/01/26/213043

後編こちら↓

 

よかったら読んでね!